有志連合 2019 7 15

 先日、アメリカのダンフォード統合参謀本部議長が、
中東のホルムズ海峡などを警備する、
有志連合を結成する方針を示したというニュースがありました。
 このようなことは、日本が先に言う必要があったのです。
アメリカが動く前に、日本が音頭を取って、有志連合を呼びかけるべきでした。
 アメリカが言った後と言う前では、大きな違いがあります。
中東は、潜在的な反米国家を含めると、反米国家が多いと言えます。
一方で、潜在的な親日国家を含めると、親日国家が多いのが現状です。
 このような状況で、アメリカが主導する有志連合に、
後から、日本が参加するとなると、
中東諸国は、「日本はアメリカの言いなりなっている」と見られるかもしれません。
 だからこそ、アメリカが言い出す前に、
日本が主導して、有志連合を作るべきでした。
 そもそも、アメリカはシェール革命が成功して、
世界最大の産油国になったので、中東の原油は必要ありません。
つまり、アメリカ軍が、中東に駐留する理由はないのです。
 中東の原油を必要としているのは、
日本、中国、インド、アジア諸国でしょう。
 いまだに、日本では、
「なぜ、アメリカに代わって、
日本がペルシャ湾を警備しなければならないのか」という雰囲気があります。
 しかし、日本の海上自衛隊は、装備・練度を考えると、
アメリカに次ぐ海軍力となっています。
そういう国が自分の国の周囲しか守らないというのは、あまりにも非常識です。
 世界には、貧しくて、まともな軍隊を持てない国が多いのです。
特に海軍となると、「ぜいたく品」なので、
たいていの国は、陸軍だけ整備して、海軍はないか、
形だけ整えたような形式だけの海軍となっています。
 このような状況で、アメリカに次ぐ海軍力を持つ日本が、
「自分しか守りません」というのは、あまりにも自己中心的です。
 識者は、よく「日本には憲法9条があるから、
日本が有志連合を編成するのは無理だ」と言いますが、
世界は、「なぜ、日本は、我々を守ってくれないのか」と思うでしょう。
 世界で、憲法9条を知っているのは、日本研究者だけであり、
世界の誰もが憲法9条など知りません。
 「アメリカが世界の警察官をやることには、抵抗感があるが、
日本が世界の警察官をやるならば、歓迎する」というのが、
中東だけでなく、世界の気持ちでしょう。
(参考)
 日本人は、自分の国をどう思っているのかわかりませんが、
日本人が考える以上に、親日国は多いのです。
 逆に、反日国は、数えるほどしかありません。
世界には、中国、北朝鮮、韓国ぐらいしかありません。
 最近、中国は、アメリカとの貿易戦争の関係で、反日をやめたので、
明確に反日と言えるのは、世界で、北朝鮮、韓国の2カ国だけです。
















































































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